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  • maruyama73

まだまだ現役!人も木桶も呑み口も!

スタッフの中野です。

私が嫁に出てからは実家の手伝いをすることになるとは全く想定していなかったのですが、

まさかまさかの手伝いを始めてから約8年が経ってしまいました。

手伝いとはいえ、工場内で作業をしたり販売だったりと仕事はさまざま。


そのうちの醤油を造る「火入れ作業」は、父である会長の秀雄と一緒に行っています。

「私が動けるうちは働き続けたい。」と本人の意志もあるのですが、

私自身まだまだわからないことだらけなので、私にとって父は心強い先輩です。


タンクで醤油の「火入れ作業」が終わったら、木桶に移して熟成させます。

ある時、その木桶の隙間から醤油がにじみ出てくることがありました。

どうしたらよいかわからず、父から現場をみてもらい直してもらいました。

竹を編み込んだ箍(たが)が時間とともに下がってくるのが原因で、箍の下に木の板を当てて木づちでトントンと押し上げて漏れがないように戻すとのこと。


そして木桶の蛇口である「吞み口(のみくち)」の先からはぽたんぽたんと醤油が落ちてくることがあります。

しかし、この木製の吞み口は現在造っているところはないらしくこの部分がダメになったらステンレスなどの蛇口に変えるしかないそうです。

このぽたんぽたんと落ちる醤油の音、結構いい音なんですよね。


長い年月、使えばどうしても古くなってしまいますが、これからも大事に使っていきたいですね。



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